【2021年版】医療法人を設立したいと思い立ったときにまず読むべき本を紹介します

「医療法人の設立・運営・継承・解散」

2021年1月に3訂版が発売されています。目次から

第1章 医療法人についての基礎知識
第2章 医療法人設立の実務
第3章 医療法人運営の実務
第4章 医療法人承継の実務
第5章 医療法人解散の実務

このように網羅的です。開業を目指すドクターにはまず第2章だけさっと目を通すだけでもよいのではないでしょうか。東京都の場合を例にあげて医療法人設立認可スケジュールが1ページにまとめられています。

内容的にや医療法の抜粋でやや細かい知識が多い印象を受けますが、もし自分だけの力で設立しようと考えているのであれば辞書的にも有用です。

医療法人設立・運営の失敗事例55 失敗から学ぶ実務講座シリーズ

「事例→失敗のポイント→正しい対応」というように症例報告のような感じに仕上がっています。各事例の最初に簡潔にポイントが示されたあとで、解説が続きます。最後に、税理士からのポイントが示されて事例が終了します。

法人化を検討していたけど、都道府県の認可が必要でありそれは1年に限られた期間しか受け付けないことや、医療法人を設立してから事業報告等提出書の届け出がないと呼び出されたりと失敗した事例集です。

●営利拡大を意図して設立した
●個人クリニックで分院を開設した
●経過措置型医療法人と基金拠出型医療法人の違いがわからない
●出資金の返金を断られた

このような事例が続きます。確かに法人を設立のときの「あるある」ですので、頭の片隅には入れておかないといけないものばかりです。

開業医・医療法人 すべてのドクターのための節税対策パーフェクト・マニュアル

2016年に出版されておりやや古くなった感はありますが、基本的な節税の知識はこちらで得られます。節税効果と節税難易度がそれぞれ5段階評価されており、難易度については自分でできる、税理士に聞けばすぐできる、それなりに、検討が必要、慎重な検討が必要の5つに分けれれています。まずは自分でできることと税理士に聞けばすぐできることからさっと読んでしまえば基本的な節税を見逃さないかをチェックできます。

・人件費に絡む最大の節税手法とは
・マイナンバー制度における注意点とくなる仕組みとは
・高所得者ほどメリットが大きい確定拠出年金制度とは
・節税効果の高い出資持分対策とは
……対策あれこれ102手をお伝えいたします!

いずれも医療法人設立で考えておく必要があるものばかりです。税理士にすべて丸投げという時代ではなくなっています。

最後に、クリニック開業について有益だったものを紹介します。

200万円からはじめるクリニック開業

2021年に出版された書籍です。まめクリニックグループ代表によるものです。

どのように200万円で開業するかという話にとどまらず、開業時の失敗や経営の失敗への注意点も書かれている内容です。

確かに書かれた内容であれば200万円で開業できるのかもしれませんが、実際問題としてはなかなか実行できないかなあという感じではあります。最小限の内科であればなんとかできるのかなあ、という。

1章:コロナ時代における医師のキャリアパス
2章:クリニック開業に失敗しない7つのポイント
3章:クリニック経営に失敗しない6つのポイント
4章:デジタルヘルスがもたらすクリニックの未来
5章:クリニックは200万円で開業できる

現実可能かどうかは別として、開業や経営については参考になる部分もあり、開業前のドクターには参考になるのではと思いました。

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