この記事ではリスニング力アップのために役に立つ、Scientific American(サイエンティフィック・アメリカン)の有効な使い方を紹介したいと思います。
など、医師の方であればScientific Americanの存在はしているけど、適当に読み流しているだけ、という方も多いと思います。
付属病院などにはおいてある可能性もありますので、どのように使うのかというコツをお教えします。
それでははじめていきましょう。
Scientific Americanとは?
Scientific Americanは、アメリカの一般大衆向けの科学雑誌であり、大衆向け科学雑誌としては最古の歴史を誇っています。
記事の査読はおこなわれていませんが、一流の科学者により執筆されており、どの記事も質が高く、評価も高いです。
個人的な印象として、文章は平易であり、分量や語彙も適当であるため、TOEFLの教材として1年以上購読して、十分に成果が上がったと感じています。
では、Scientific AmericanをどのようにTOEFL対策の教材として使っていけば良いのでしょうか?
まずは、リーディング教材として
Scientific Americanは良質なリーディングの教材がそろっています。
TOEFLは大学の講義を聞いたり、科学的な文章を読解する必要があります。
もちろん、リスニングやリーディングには文脈から語彙の意味を推測する技術が不可欠であることはいうまでもないのですが、一方で語彙があるに越したことはありません。
したがって、Scientific Americanで出くわしたわからない単語をひとつずつ単語帳に書いて覚えていくと効果的です。
ただ、Scientific Americanの文章からいちいち単語帳を作るのは面倒くさいし、時間もかかるのでオススメしません。
それよりも、パソコンやスマホで読み進めながら、わからないものをコピペしてどこかに保存して見直すようにしておく方法をオススメしています。
結局、語彙力は解剖と同じようにどうにかして頭に残るようにする必要があるので、自分のやりやすい方法で覚えていく他に方法はないのです。
また、読解力を養う点においてもすぐれた教材です。
専門家が平易な文章で書いたものは貴重です。
とくに、TOEFLには科学記事が多く使われますので、その教材として重宝します。
もちろん、医学分野の記事も多いので、その分野に関しての英語をブラッシュアップすると同時に、自分の知らない分野に関してもScientific Americanをもちいて知識と読解力を底上げすることができます。
具体的な方法としては、気になる記事を毎月10本ぐらい集めて、それを繰り返し声に出して読み、そこに出てくる単語を覚えてみてはいかがでしょうか?
どの単語を覚えるべきか、ということに関しては別の機会に書いていきたいと思います。
リスニング力アップの方法は?
ここでは、Scientific Americanにある「60-second science」というコーナーを活用してリスニング力アップをさせていきます。
「60-second science」は毎日ポッドキャストとScientific Americanのウェブページにアップされる1分間の音声です。
話題は科学の分野に限られていますが、多岐にわたる科学分野に関するニュースが毎日アップされるものです。
TOEFLを1度でも受験されたことがあるなら、英語には自信があったのに、意外と科学の講義が聞き取れなかった、という経験はないでしょうか?
「60-second science」は特に科学分野のリスニング力アップにつなぐことができる最良の教材といえます。
では具体的にどのように使っていくのかを解説します。
「60-second science」の有効活用法
ウェブサイトを利用する方法
ここではウェブサイトを利用して「60-second science」を使ってみます。
まずは、Scientific Americanのウェブサイト(https://www.scientificamerican.com/)にいき、「PODCASTS」をクリックします。
すると、以下のような画面がでてきます。
ここにはすでに「60-second science」のサイトとなっています。
次に、再生できそうな画面がでてきますが、その前にタイトルをクリックします。
すると、タイトルの下の方にトランスクリプトがでてきます。
これは便利ですよね!
リスニング力は聞き流すだけでは効果がイマイチです。
英語を聴きながら、トランスクリプトをみつつ、シャドウイングをすることでリスニング力、スピーキング力や語彙力をアップさせることが同時に可能になるのです!
ポッドキャストでも視聴可能です
また、「60-second science」はポッドキャストでも視聴できます。
ですから、毎日欠かさず新しい科学ネタを1分だけ勉強することもできます。
まとめ
ここでは、Scientific AmericanをもちいたTOEFLのリーディング対策とリスニング対策の方法を解説しました。
いかがだったでしょうか?
Scientific Americanは科学雑誌の中でも気軽に読めますし、時間が空いたときにも読んでみてはいかがでしょうか?
そして、「60-second science」をもちいてのリスニング力アップとスピーキング力アップを目指してみてはいかがでしょうか?
とはいえ、やはりスピーキングは英語の先生と話すことで上達しますので、オンラインの英会話学校など、時間のない医師は時間を作ってオンラインでのスピーキングを常にし続けることをオススメします。