「リスニングの教材を探しているけど、なにかないかな?」
「TEDって聞いたことあるけど、なんなの?」
このように思っている医師の方は多勢いると思います。
そしてなにより、医師は英語に費やす時間がない!という悲鳴が聞こえてきそうです。
この記事では、TEDとはなにか、TEDをもちいてどのようにリスニングを勉強したらいいの?
という疑問に答えていきたいと思います。
TEDとは?
TEDという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
すこしぐらい英語の勉強法について興味がある方であれば聞いたことがあるのではないでしょうか?
TEDとは、Technology Entertainment Designを略したものであり、インターネット上で閲覧できる英語のプレゼンを発信している非営利団体です。
毎年大規模な「TED Conference」という世界的な講演会を開催していることでも有名です。
TEDのウェブサイトでは、このような英語での講演会を無料で視聴ができるのです。
TEDの講演会には有名人から一般市民まで多岐にわたります。
その理由としては、TEDでのプレゼンテーションにおいて重要視されているのはプレゼンターが有名な人かどうかではなく、アイデアを重視しているためです。
そのため、純粋に英語のリスニングとしての教材として使うのであれば、講演の内容も重要ですが、講演者のスピーチ力も大切になってきます。
たとえば、今となっては有名人となりましたが、「食べて、祈って、恋をして」という映画化された本を執筆したエリザベス・ギルバートの講演はTEDにて1,600万回以上も再生されています。
このようなためになって、感動して、そして英語のリスニング力をつけることができる教材はほかにはないのではないでしょうか?
どのようにTEDを聞くの?
TEDを視聴するにはTEDのウェブサイトにアクセスするとすぐに視聴を開始することができます。
これはYouTubeと同じようなものと考えていただければいいでしょう。
しかし、ただTEDを流しながら聞くのではなかなか英語力がつくわけではありません。
では、どのようにすればリスニング力を身につけることができるのでしょうか?
リスニング力をつけるには?
ただ漫然と英語を流しているだけでは残念ながらリスニング力は向上しません。
帰国子女のように、聞こえてきた英語を英語のまま理解できる人は違いますが、ネイティブではない場合には聞こえてきた英語をいったん頭のなかで言語化する必要があります。
そのためには聞こえてきた英語と言語化された英単語を結びつけなければいけません。
つまり、英語がどのように発音されていて、それがどの単語に当たるのかを結びつけていかなければなりません。
もちろん、英語で発音されたものをすべて聞き分けて、どの単語が発音されているかをみわけることは現実的には不可能です。
しかし、文章の中での重要な単語は確実に聞きとることができなければ意味を理解することができないのです。
以上から、どのような単語がどのように発音されるかを読み取るには、きちんと文章化された英語を見ながらリスニングをしなければリスニング力を鍛えることができないのです。
つまり、リスニングをするときにはサブタイトルや本になっているものを片手に聞き取る習慣をつけなければなりません。
TEDに字幕はついているの?
ここで、TEDの話に戻ります。
TEDには良質なプレゼンテーションが映像として保存されています。
ですから、TEDをみながらリスニング力を身につけることができます。
ただし、上述したように文章化されたものをみながら講演を聞く必要があります。
しかし、TEDのウェブサイトから講演を再生すると残念ながらキャプションはついていません。
そこでオススメなのが、TEDのプレゼンテーションにキャプションがついたアプリをダウンロードして時間のあるときにみる方法です。
たとえば、「リスニングドリル-英語リスニング」というアプリでは、TEDの映像の下に、話されている文章がついています。
そして、ここがポイントなのですが、話されている部分だけのキャプションが次々に流れてくるのです。
長い英文が表示されていて、どの部分を話しているかを目で追う必要もなく、聞こえてくる英語に集中をしながらその部分の短い英語が表示されているだけなので、ひと目でどのような文章が読まれているのかがすぐにわかるのです。
まとめ
以上、TEDについて紹介しました。
TEDではさまざまなスピーカーがいます。
プレゼンのうまい講演者をみつけることができれば、リスニング力だけでなくプレゼン力までも身につけることができます。
そして、リスニングドリルというアプリを紹介しました。
リスニングドリルでは、TEDのビデオをみながら、サブタイトルがついているのでリスニング力を向上させることができます。
まずは、リスニング力を重点的に取り組んでみてはどうでしょうか?