【クリニック開業】開業の前に把握するべき流れを説明します1

勤務医としてスキルを磨いてきたし、そろそろ開業を考えてもいいかなあ?
開業っていっても何から始めたらいいのかまったくわかりません!

クリニックを開業するといえばまずはコンサルタントに相談!などと安易に考えていませんか?

自分が開くクリニックをすべてコンサルタントに任せても大丈夫でしょうか?

せっかく勤務医としてのキャリアを積んできたわけですから、クリニックを開業するさいにも慎重におこなっていきたいですね。

巷に存在するコンサルタントにすべてを任せる前に、まずは自分である程度の知識を習得しませんか?

ここでは、まずはざっと開業までの流れをみていくことにしましょう。

本人の決断と家族からの同意

クリニックの開業のときにまず必要なのは本人の決断と家族の同意です。

決断と同意がなければなにも始まりません。

しかし、本人の決断というのはすぐにわかるものですが、家族の同意を得るためには家族を説得する必要があります。

もしかすると家族には夫や妻だけでなく、子どもや祖父や祖母などを含めて考えなければなりません。

勤務医と違い、開業医のライフスタイルはまったくことなります。

そして開業するために現在勤務している病院とは違う土地に移るために子どもたちが転校する必要があるかもしれません。

このように、クリニックの開業には本人の決断だけでなく家族の同意があるほうが精神的な支えとして一体感を生むことができます。

経営理念や開業コンセプトの策定

クリニックの開業には本人のやる気だけでなく、しっかりとした経営理念や診療方針が必要です。

経営理念がしっかりしていないと、患者にとっての安心感が生まれませんし、病院を支えるスタッフにも共有できるコンセプトがなくなってしまい目標に向かうことができません。

逆に、経営理念や診療方針がしっかりしていると、患者からの信頼感を得ることができますし、医療スタッフがどのような姿勢を持って患者に接すればいいのかが明確になります。

その結果として医療サービスの向上にもつながることになります。

患者にとってわかりやすく、医療スタッフにも共有しやすい経営理念と診療方針はかならず必要となります。

スケジュールの作成

クリニックを開業するまでのスケジュールを作成します。

開業をするにあたり、すべてを1人で進めることはできません。

必要に応じてチームを結成して役割分担をしながら開業という目標に向かいます。

その際に必要なのがスケジュール表です。

綿密なスケジュール表とある程度おおまかなスケジュール表があると便利です。

おおまかなスケジュールをチームで共有しながら進捗状況を把握し、そのつど綿密なスケジュールを作成していきます。

計画通りに進むことはなかなか難しいですから、おおまかなスケジュールをきちんとチームで確認し合いながら修正などをおこなって進めていけるようにしましょう。

開業地の選定や情報収集

クリニック開業前には診療圏の分析をし、開業地の選定をおこなわなければなりません。

勤務医のときには意識していなかった開業地の重要性は、クリニックの経営の肝となってきます。

しかし、開業地の選定に時間ばかりを取られるのもよくはありません。

コンサルタントが診療圏の分析を細かに分析しますが、いざ開業しようとすると同じようなクリニックを隣接して開業される可能性もあるわけです。

開業地の選定と診療圏の分析はもちろん綿密に検討する必要はあるのですが、それよりも、他のクリニックとの差別化を図る手法やマーケティングに力を入れる必要があります。

不動産の選定

開業地の選定と同時に、どのような形態で開業するかということも重要になり、それは不動産の選定ともいえます。

継承開業ではあらたな不動産をみつける必要はありませんし、医療モールでの開業であれば医療モールの物件を仲介してくれる不動産仲介業者をみつけることになります。

一方、新規開業では仲介業者の協力のもと、いくつかの候補をあげながら比較検討をしていく必要があります。

診療圏の分析をもとにしてその地域ではどのようなニーズがあるかなどを勘案しながら具体的な不動産の選定にあたらなければなりません。

事業計画の策定

事業計画の策定は、非常に大切になってきます。

経営理念や診療方針を具体化したものともいえますが、事業計画でも収入や費用をきちんと計算して収支の計画を立てていきます。

事業計画はだれのために作成するのでしょうか?

もちろん、どのようなクリニックにしていくかを検討する際の資料となることは間違いではないのですが、おもには開業資金の融資を受ける際の銀行への説明資料として考えていただいても過言ではありません。

事業計画にはクリニックの収支構造が明確になるようにしなければなりません。

固定費や変動費を把握しながら当初必要な投資や資金額、月次の収支と資金繰りの把握、そして収支の予測を盛り込む必要があります。

銀行への説明資料にもなりますので、保守的に考えてあまり儲からない収益構造を立てるのも資金調達に悪影響を及ぼしますし、逆に楽観的な過大な収益を前提にすることも控えなければなりません。

ただ、悲観的な予測と楽観的な予測はどちらも有益な情報となりますので、ひとつのシナリオとして把握することはよいことです。

まとめ

クリニックの開業を考える上で、まずは大きな流れを説明してきました。

勤務医と違い、開業医はただ単なる医師免許をもった者である以上に、ひとりの経営者でもあるのです。

開業医のときとはまた違った苦労をすることになると思います。

次回は、この記事の続きとして下記のことについて解説していこうと思っています。

  • 資金計画
  • 医療施設の企画・設計
  • 医療機器の選定
  • 税理士の選定
  • マーケティング方法
  • 従業員の求人・採用
  • 開設手続き
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