クリニックを開業したいと思い立ったときにまず読むべき本を紹介します

「開業しようと思っているけど何から始めていいのかわからない」

「コンサルタントにいきなり頼むのもちょっといやだなあ」

このように思っているドクターは多いいのではないでしょうか?

都会では病院の選別が始まっています。
歯科医院ではすでに熾烈な生き残り競争が始まっています。
この先10年間でクリニックのコンビニかが進むことはほとんど確実ではないでしょうか?

このような悩めるドクターのために、開業を考えたときにまず読みたい本を紹介していきます。
学生時代に経営学に興味がなかった医師はおおく、しかも自分とは関係ないと思っていたのではないでしょうか?

近年、ドクターのMBA志願者が増えてきたように感じます。
どこのビジネススクールにおいてもクラスに1人か2人は日本人ドクターの姿を見つけることができるようになりました。
もちろん、MBAを習得したからといって経営のプロになるわけではなく、あくまでも理論的な思考回路を身に付けることができるだけです。
もっとも、MBAのコースに病院やクリニックの開業ノウハウを教えるコースがあるわけではないです。
自分のケーススダディとして自分で学び、そして知識を蓄積していくのです。

ここでは、ある程度の実績を積みながら、そろそろ開業を考えたときにどのような本を読めば概略をつかむことができるかを示してくれる書籍を選びました。

それでは紹介していきます。

クリニック開業を思い立ったら最初に読む本

本書では、

  • 事業計画の立て方
  • 設計・建築
  • 診療科目に応じて必要となる設備
  • 開業手続の進め方

これらのことを、税理士・建築士・行政書士から成る専門家集団がそれぞれの視点からのアドバイスが豊富に書かれています。

開業のポイントはいくつかあって、開業前の具体的な計画がしっかりしていないと、それに漬け込むコンサルタントの餌食となってしまいます。
開業にはしっかりとした事前計画と、計画通りに進まなくなったときのプランBをかならず立てておかなければなりません。
そうしないと、往々にして計画と実際はかけ離れたものとなってしまうものなのです。

本書においては、具体的な例をもちいながら収支計画の立て方、開業する場所の選定、内装やレイアウトをどのようにするかなど、細かいことだけでなく大きな流れを示しながら進めていくのでわかりやすく、実際の開業プロセスを頭の中で思い描くことができます。

残念ながら筆者のなかにドクターが1人でもいて、その人の視点からのコラムなどもあればよかったのですが。

とはいえ、クリニック開業を思い立ったら最初に読む本としてふさわしい内容であることは間違いありません。

絶対成功するクリニック建築・企画開業マニュアル

医師が経営や施設(空間)のことをしっかり考え、患者に喜ばれるクリニックをつくるための完全ガイドです。
そして、開業したい医師を支える空間設計者や会計士、医療機器業者も知っておくべきことを網羅しています。

本書はクリニック開業のときにおもに内装などに焦点をあてて紹介されています

残念ながら、クリニック開業はサービス業開店と同じ意味合いを持つようになっています。

技術よりは営業力があり清潔感や居心地のよさでクリニックを選ぶ患者が多いのが事実ですよね。

このような現実に、開業すると向き合わなければなりません。

インテリアやエクステリアまできちんと自分の色を出す必要があります。

このようなときに本書のようなクリニックの建築例をみると非常に勉強になります。

病院が乱立する中で、コンサルタントや業者に丸投げして責任は誰が取れるのでしょうか?

もちろん、開業はチーム作業となりますので、それぞれの役割はあります。

しかし、開業する本人である医師がきちんと考えて進めていく必要があります。

開業するドクターとしてチームアップし、さまざまな人の意見をそのまま取り入れるだけでなく、自ら進んでチームの仕事に貢献するためには本書のような建築にも興味をもって話に入っていくようにしましょう。

40のしまった! 事例に学ぶ 診療所開業ガイドブック

実際開業する前に失敗例を学ぶことは、どれほどの良書を読むよりも勉強になります

「患者数が見込みの半分に」「コンサルの言い値で余分出費」「経験者採用が招く悲劇」など、診療所開業には多くの“落とし穴”が存在します。

開業後に失敗を取り戻そうとしても、日々の忙しさから適切に対応することできません。

クリニック開業には落とし穴がこれほどまでにというほど多く存在します。

事業計画書や収支計画など立てたことのないドクターがいきなり経営手腕を問われてしまうのです。

そして、安易な気持ちでコンサルタントの言いなりになり、そしてそのツケを開業した本人であるドクターが背負わなければならないのです。

「40のしまった!」から多くの学びがあります。

ほとんどの失敗が事業計画の甘さや想定患者数の見当違いである場合が多いですが、本書ではそれだけでなくさまざまな事例を交えてわかりやすく取り上げられています。

開業前にはぜひこのような事例を頭に入れて臨みたいものですね。

これから開業する君へ:すべての勤務医にささぐ

ハウツー本という感じではなく、本人の体験をつづった開業するときのエッセイといった内容の書籍です。

すべての勤務医にささぐ、というサブタイトルがついています。

堅苦しい内容ではないですし、開業するときのノウハウが詰め込まれているわけではないので、よくいえば読みやすく、サクサクと漫画なども入っているので休憩時間でも気軽に読み進めることができます。

筆者は事業継承で病院を譲り受けているのですが、前病院長との関わり方なども参考になりました。

開業するときの人間関係ややりとりなどがどのようにおこなわれているのかをうかがい知ることができる貴重な体験的エッセイだと感じました。

開業を考えたときに、気軽に読み始めることができる本ではないでしょうか?

クリニック開業ロケットスタート戦略 ―開院3年でその後の開業医人生が決まる

こちらは、経営学を学んでいないドクターのための クリニック成功マニュアル」の続編ともいうべき書籍です。

前作を読んでいないドクターはまずこちらから読んでみることをオススメします。

こちらは、先ほど紹介したこれから開業する君へ:すべての勤務医にささぐ」とベクトル的には逆を向いている感じといったらいいでしょうか。

ほのぼの読み進めていくというよりは、かなりぐいぐいと経営の熱い想いを語っている良書です。

もしかすると、開業を考えたときにまず読まなければいけない本は開業のノウハウ本ではなく、このような「経営学を学んでいないドクターの・・・」のような書籍なのかもしれません。

開業7年で4分院、そして本書でも3年をロケットスタートで成功に導くという、かなり具体的な目標にもとづいた経営方法に関して学ぶところの多い書籍だと思います。

「クリニック成功マニュアル」がまだな方はこちらから、そしてその次に「クリニック開業ロケットスタート戦略」と読み進めていくと開業からの経営的な思考回路を身に付けることができると思います。

まとめ

ここでは、開業の前、というよりは「開業」という言葉が頭に思い浮かんだときにまず読むべき本を紹介してみました。

いかがだったでしょうか?

具体的な例が多い、実体験のエッセイ、チーム作りで始める開業など、ドクターとしてのキャリアを一生懸命形成してきた医師にとっては初めての経験だと思います。

ここで紹介した書籍などをまずしっかり読んで、悪徳業者には騙されないようにしたいですね。

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